戦後の混乱期に実力で名を成した政財界の名家
現代に続く名家・名門の名字と家紋④
<財界>
●松下家「丸に蔦紋」
ブドウ科の蔦を図案化した家紋。蔓が絡まって繁茂する様子が、子孫繁栄を思わせて縁起が良いと好まれた。葉の縁は切れ込まない。
●五島家「五七の桐紋」
桐は鳳凰が留まる聖なる木として伝えられ、天皇の象徴とされた。花と蕾の数で多数に分かれ、五島家の家紋は花が7つと5つある。
●豊田家「丸に木瓜」
斜方形の菱型を3つ重ねた三重菱のうち、接線をカットしたものを三階菱という。上に重なるものほど小さくなっている。